1. AI の接続方式によってデータの取扱範囲が変わります
AI 機能を利用する前に、選択したモデルがどこで実行され、どのサービスに接続しているかを確認してください。
SetFN は基本的に、利用者がインストールした PC やサーバーで運用するオンプレミス方式です。ローカル AI を使う場合、インストール環境の CPU・GPU・メモリーなどのリソースでデータを処理します。
SetFN は、利用者のファイルや業務データを標準設定で外部 AI に送信しません。外部 AI への接続は、管理者またはユーザーが自分で選択・設定する機能です。 その接続を設定・利用しなければ、SetFN のその接続経路を通じて外部 AI にデータが送信されることはありません。
外部 AI への接続を選択した場合、リクエストの内容や許可された資料が、その外部 AI サービスに送信されることがあります。組織の管理者が設定した接続を使う場合も、実際の処理場所がローカルなのか、外部サービスなのかを確認してください。
| 利用方式 | AI の処理場所 | データの送信範囲 |
|---|---|---|
| ローカル AI | インストールした PC・サーバー、または管理者が指定した内部の AI サーバー | 外部への接続機能を使わない構成では、AI の処理データはその運用環境内で処理されます。 |
| 外部 AI サービスへの接続 | ユーザーが選択した外部 AI サービス | リクエストや作業に必要なデータが、接続設定や許可された権限に応じて送信されることがあります。 |
| MCP による AI クライアントの接続 | 接続したクライアントが使うモデルの実行場所によって異なります | 許可されたツールの実行結果や参照資料がクライアントに送信されます。外部モデルを使う場合、そのサービスにも送信されることがあります。 |
| デスクトップアプリの AI 連携 | デスクトップにインストールした AI プログラムが使うモデルの実行場所によって異なります | ユーザーが連携を選択した場合、作業のリクエストや関連資料が、そのプログラムや接続先のサービスに送信されることがあります。 |
2. ローカル AI はインストール環境のリソースで実行します
ローカル AI を使うには、Ollama などの対応する AI ランタイムと使用するモデルをインストールし、SetFN がその実行環境に接続するよう設定します。処理性能や実行できるモデルは、インストール環境の CPU・GPU・メモリーと、モデルの要件によって異なります。
ローカルモデルを実行し、外部 AI や外部ツールへの接続を使わない構成では、AI の分析に使うファイル・質問・回答は、外部 AI サービスに送信されません。 別の内部 AI サーバーを指定した場合、データはそのサーバーに送信されて処理されます。
ランタイムをローカルにインストールしていても、クラウドモデルや外部の検索・ツールを選択すると、外部との通信が発生することがあります。ランタイムの名前だけで判断せず、実際のモデル、接続先のアドレス、外部機能の設定を確認してください。Ollama など一部のランタイムは、ローカルモデルとクラウド機能の両方を提供しています。
ランタイムやモデルのダウンロード、更新、ライセンス確認など、製品の運用に必要な通信は、AI の分析資料の外部送信とは区別されます。このガイドは、製品のすべてのインターネット通信が遮断されるという意味ではありません。
3. 外部 AI は利用者が選択・設定します
外部 AI を使うには、管理者またはユーザーが、利用するサービス、アカウントや API の接続情報、アクセス権限などを自分で設定する必要があります。SetFN は外部 AI を使うための接続手段を提供しますが、標準設定だけで利用者の業務資料を任意の外部 AI サービスに送信することはありません。
接続を設定して利用すると、質問、選択したファイルの内容、検索結果、関連する記録、ツールの実行結果など、リクエストの処理に必要なデータが外部サービスに送信されることがあります。ファイルの原本を添付しなくても、ファイルから抽出したテキスト、要約、メタデータが送信されることがあります。
外部サービスのデータ保管期間、学習への利用の有無、料金、利用条件は、そのサービスやアカウントの設定によって異なります。SetFN が外部サービスの処理方針を決めるものではないため、接続前に利用するサービスの案内を確認してください。
4. MCP サーバーを通じて Workspace のツールを接続できます
SetFN は、AI クライアントが SetFN Workspace のツールを呼び出せるよう、MCP(Model Context Protocol)のサーバー機能を提供します。管理者は、MCP のエンドポイントと、外部クライアントの接続・アクセス範囲を設定します。
MCP 接続を許可すると、接続した AI クライアントは、許可されたツールや権限の範囲内で Workspace の資料を参照したり、作業を依頼したりできます。 ツールが返すファイルの内容、検索結果、業務記録などは、そのクライアントが読むことができます。変更を行えるツールの使用権限も付与した場合、その範囲内で作業を実行することもできます。
MCP は AI モデル自体ではなく、ツールを接続する方式です。接続したクライアントがローカルモデルを使うか、外部 AI サービスを使うかによって、データの処理場所が変わります。外部サービスを使うクライアントは、参照した資料やツールの実行結果を、そのサービスに送信することがあります。
MCP 機能を提供しているだけで、外部 AI にアクセス権限が自動で付与されるわけではありません。その接続を許可・設定しなければ、その経路を通じて外部 AI が資料を参照できるようには接続されません。設定時には、接続するクライアント、使うアカウント、許可するツールや資料の範囲を確認してください。
5. デスクトップにインストールした AI プログラムと連携できます
SetFN のデスクトップアプリは、対応する連携環境において、同じデスクトップにインストールされた Claude・Codex などの AI プログラムに接続して使うことができます。実際の連携の可否や動作範囲は、インストールしたプログラムのバージョンや設定によって異なります。
AI プログラムがデスクトップにインストールされているだけで、SetFN の資料が自動で送信されるわけではありません。 管理者またはユーザーが連携を選択し、必要な接続や権限を設定した場合に、作業のリクエストや関連資料をそのプログラムに送信することがあります。
また、デスクトップにインストールされた AI プログラムでも、AI の処理が必ずローカルで行われるとは限りません。 そのプログラムが外部モデルを使う場合、送信された資料が外部 AI サービスで処理されることがあります。利用しているプログラムのモデル提供元やデータの処理設定を確認してください。
その連携を選択・設定しなければ、SetFN はその連携経路で資料を送信しません。ユーザーが外部プログラムに別途付与したファイルへのアクセス権限や、直接コピー・添付した資料は、SetFN の連携設定とは別のものです。
6. 利用前に確認すること
- 利用中のモデルがローカルモデルか、外部サービスのモデルかを確認してください。
- 接続先のアドレスが、インストールした機器・内部サーバーか、外部サービスのアドレスかを確認してください。
- MCP やデスクトップ AI 連携に許可した資料・ツール・作業の範囲を確認してください。
- 外部 AI を使う場合、そのサービスのデータ保管・学習の設定や利用条件を確認してください。
- 外部 AI を使いたくない場合は、外部サービスへの接続や関連ツールの連携を使わないよう設定してください。
接続を解除したり、権限を取り消したりしても、以前に外部サービスに送信したデータが自動で削除されるわけではありません。送信済みのデータの保管・削除は、その外部サービスの方針や設定に従います。
このガイドは、AI 機能に伴うデータの取扱いと接続範囲を説明するものです。製品の運用中の情報の取扱いについては、各製品のプライバシーポリシーも併せて確認してください。